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選考
華は気に留めていなフリを見せたが、内心気持ちは揺れ動く。
新しい分野に挑戦しようとしている正雄に自分はついていくべきなのだろうか?
仕事も好調でようやく自分の意見が反映される立場になり、
責任を持ってやり遂げたい。
正雄との仲も順調で今のままならいずれは結婚して一緒に暮らしたい。
華、37歳。間に合えば 子供だって欲しい。
しかし、正雄は外国での仕事に意欲を燃やしている。
昔から自分の置かれたポイントで精力的に動き、基盤を築き、
発展させていく仕事人だ。
新しい分野の開発には欠かせない存在。
会社側も彼が「yes]と言えば、他の誰の名前も出さないだろう。
韓国・・・隣の国。移動時間も2,3時間。国内を移動するのも変わらない。
しかし、離れてしまえば男女の仲で何が起きても不思議ではない。
基盤に乗るまで3年。それまで待っていられるか?
その時点で今のような気持ちでいられるか?
正雄もそれが気がかりで華を求めるのだろう。
華が仕事のパートナーとして返事をすればそれで済む事。
しかし、華が入社して何も知らない頃から「責任」の言葉を教えてきたのは正雄だ。
今さら、この仕事を投げ出すわけにはいかない。
クライアントとの信頼関係もやっとのことで掴んだところ。
華が、今は身動きできない状況だということは正雄もわかっていた。
翌朝、五時半になる予定の目覚ましが少し早く起きた正雄によって解除された。
隣にはこちらを向いてうつぶせなり、スヤスヤと寝息をたてる華。
正雄はしばらくその寝顔を見つめ、ゆっくりとベットから出る。
ずれた掛け布団をもう一度華の肩にやさしく落とす。
息をしやすいように華の顎の輪郭に沿い、布団の形を整える。
子供のような寝顔の華を見つめ、優しく微笑むと寝室から出て行く。
6時半、ベットの枕元に転がる華の携帯が鳴る♪
「そろそろ起きろー。ちゃんと朝ごはん食べて出てこいよ。」
「ん・・・ぁ、ふぁい。」
正雄からのモーニングコールを切ると、華はゆっくりとベットから降り、
リビングへ。
テーブルの上には茶碗と箸、小さく刻まれたネギの入ったおわん、小鉢の煮物がセットされている。
ごはんが炊けたばかりの匂いが漂う。
コンロの片手鍋には昨日のハマチのあら汁。
「やっぱ、完璧だわ。」
正雄がキッチンに立つ姿を思い浮かべながら
まずは洗面台に向かう華・・・・・
7時45分
駅からあふれ出す人、横断歩道では一度に渡りきれないほどの人だかり。
車が渋滞する中をスイスイと縫うように華の原付バイクが行く。
正雄が会社の玄関をくぐる頃、地下の駐輪場にバイクを停めた華はエレベーターの↑を押す。
華の乗ったエレベーターが1階で停まると、正雄が他の社員と話しながら乗ってくる。
「おはようございます。」
「おはよう。」
会社の中ではあくまでも違う部署の上役と部下。
二人とその他大勢を乗せたエレベーターは途中、4階で半分に減った。
壁について立っていた華の隣に正雄が並ぶ。
目こそ合わせないが、触れ合う肩と腕がお互いを確かめているようだ。
7階に着くとそれぞれが反対方向へ歩き出し、それぞれの部署に就く。
「『あ〜、今、参りました。お待ち下さい。変わります。』佐伯主任、日東建材の社長さんからです。」部下の竹原が受話器を差し出す。
日東建材とは華が2年かけてようやく口説き落とした会社だ。
初めは「女だから」相手にされなかったが、華の決断力や潔さに関心を持たれ、
今では日東建材の社長は華のいちファンと自称するほど
深く関わりあうようになった。
話好きな社長はこうやって休み明けになると仕事の話の傍ら
「ゴルフに行ってきた」「旅行に行ってきて土産を買ってきた」「今度飲みに行かないか」と
電話をかけてくる。
普通の女性は嫌がるプライベートまでの干渉も
華は「これも女の特権」と言わんばかりに仕事に活用している。
電話中に秘書課の課長が華を探しに来る。
しばらく待っていたが、一向に終わる様子もない電話に痺れを切らし、竹原に何か伝言して去っていく。
それから5分後、ようやく受話器を置く華に
竹原「社長室に来るよう言われました。」
「朝からあなたとはまだろくに話ができないわね。」
竹原の肩をポンと叩きながら再びエレベーターに向かう。
10階の重役フロアに着くと秘書課長が立っていた。
「あ〜来た来た。皆、もう待ってるから・」
「なんですか?」
「いいから、早く社長室へ。」
中に入ると 正雄、加藤、木島がソファに座っている。
社長「あぁ、ご苦労さん。忙しいところ、悪かったね。」華は一礼すると正雄と向かい合わせの席に座る。
「休み明けで忙しいだろうから単刀直入に言う。
広報宣伝部経験者の君達のいずれかに韓国へ行って仕事をしてもらいたい。
期間はとりあえず2年。向こうでインテリアの会社を共同で立ち上げることになった。
通訳をつけるから言葉は徐々に覚えていけばいい。
主に部長と係長待遇で動いてもらう。
向こうも優秀な社員が就くだろう。
日本語も上手らしい。
決まったら1月20日〜稼動する。
いきなりでビックリするだろうが、その気があれば是非、挑戦してもらいたい。」
動揺を隠せない加藤や木島、華は正雄の顔を見ると静に資料に目を通していた。
新しい分野に挑戦しようとしている正雄に自分はついていくべきなのだろうか?
仕事も好調でようやく自分の意見が反映される立場になり、
責任を持ってやり遂げたい。
正雄との仲も順調で今のままならいずれは結婚して一緒に暮らしたい。
華、37歳。間に合えば 子供だって欲しい。
しかし、正雄は外国での仕事に意欲を燃やしている。
昔から自分の置かれたポイントで精力的に動き、基盤を築き、
発展させていく仕事人だ。
新しい分野の開発には欠かせない存在。
会社側も彼が「yes]と言えば、他の誰の名前も出さないだろう。
韓国・・・隣の国。移動時間も2,3時間。国内を移動するのも変わらない。
しかし、離れてしまえば男女の仲で何が起きても不思議ではない。
基盤に乗るまで3年。それまで待っていられるか?
その時点で今のような気持ちでいられるか?
正雄もそれが気がかりで華を求めるのだろう。
華が仕事のパートナーとして返事をすればそれで済む事。
しかし、華が入社して何も知らない頃から「責任」の言葉を教えてきたのは正雄だ。
今さら、この仕事を投げ出すわけにはいかない。
クライアントとの信頼関係もやっとのことで掴んだところ。
華が、今は身動きできない状況だということは正雄もわかっていた。
翌朝、五時半になる予定の目覚ましが少し早く起きた正雄によって解除された。
隣にはこちらを向いてうつぶせなり、スヤスヤと寝息をたてる華。
正雄はしばらくその寝顔を見つめ、ゆっくりとベットから出る。
ずれた掛け布団をもう一度華の肩にやさしく落とす。
息をしやすいように華の顎の輪郭に沿い、布団の形を整える。
子供のような寝顔の華を見つめ、優しく微笑むと寝室から出て行く。
6時半、ベットの枕元に転がる華の携帯が鳴る♪
「そろそろ起きろー。ちゃんと朝ごはん食べて出てこいよ。」
「ん・・・ぁ、ふぁい。」
正雄からのモーニングコールを切ると、華はゆっくりとベットから降り、
リビングへ。
テーブルの上には茶碗と箸、小さく刻まれたネギの入ったおわん、小鉢の煮物がセットされている。
ごはんが炊けたばかりの匂いが漂う。
コンロの片手鍋には昨日のハマチのあら汁。
「やっぱ、完璧だわ。」
正雄がキッチンに立つ姿を思い浮かべながら
まずは洗面台に向かう華・・・・・
7時45分
駅からあふれ出す人、横断歩道では一度に渡りきれないほどの人だかり。
車が渋滞する中をスイスイと縫うように華の原付バイクが行く。
正雄が会社の玄関をくぐる頃、地下の駐輪場にバイクを停めた華はエレベーターの↑を押す。
華の乗ったエレベーターが1階で停まると、正雄が他の社員と話しながら乗ってくる。
「おはようございます。」
「おはよう。」
会社の中ではあくまでも違う部署の上役と部下。
二人とその他大勢を乗せたエレベーターは途中、4階で半分に減った。
壁について立っていた華の隣に正雄が並ぶ。
目こそ合わせないが、触れ合う肩と腕がお互いを確かめているようだ。
7階に着くとそれぞれが反対方向へ歩き出し、それぞれの部署に就く。
「『あ〜、今、参りました。お待ち下さい。変わります。』佐伯主任、日東建材の社長さんからです。」部下の竹原が受話器を差し出す。
日東建材とは華が2年かけてようやく口説き落とした会社だ。
初めは「女だから」相手にされなかったが、華の決断力や潔さに関心を持たれ、
今では日東建材の社長は華のいちファンと自称するほど
深く関わりあうようになった。
話好きな社長はこうやって休み明けになると仕事の話の傍ら
「ゴルフに行ってきた」「旅行に行ってきて土産を買ってきた」「今度飲みに行かないか」と
電話をかけてくる。
普通の女性は嫌がるプライベートまでの干渉も
華は「これも女の特権」と言わんばかりに仕事に活用している。
電話中に秘書課の課長が華を探しに来る。
しばらく待っていたが、一向に終わる様子もない電話に痺れを切らし、竹原に何か伝言して去っていく。
それから5分後、ようやく受話器を置く華に
竹原「社長室に来るよう言われました。」
「朝からあなたとはまだろくに話ができないわね。」
竹原の肩をポンと叩きながら再びエレベーターに向かう。
10階の重役フロアに着くと秘書課長が立っていた。
「あ〜来た来た。皆、もう待ってるから・」
「なんですか?」
「いいから、早く社長室へ。」
中に入ると 正雄、加藤、木島がソファに座っている。
社長「あぁ、ご苦労さん。忙しいところ、悪かったね。」華は一礼すると正雄と向かい合わせの席に座る。
「休み明けで忙しいだろうから単刀直入に言う。
広報宣伝部経験者の君達のいずれかに韓国へ行って仕事をしてもらいたい。
期間はとりあえず2年。向こうでインテリアの会社を共同で立ち上げることになった。
通訳をつけるから言葉は徐々に覚えていけばいい。
主に部長と係長待遇で動いてもらう。
向こうも優秀な社員が就くだろう。
日本語も上手らしい。
決まったら1月20日〜稼動する。
いきなりでビックリするだろうが、その気があれば是非、挑戦してもらいたい。」
動揺を隠せない加藤や木島、華は正雄の顔を見ると静に資料に目を通していた。
決断のとき 2
4時間半の道のりを二人で交代しながらやっと華のマンションへ着く。
「はぁ〜〜〜〜!」
疲れたように ソファに座り込む。
「で、この魚どうすればいいの?」
「あぁ俺がやるよ。先に風呂でも入ってろ!」
「え〜?いいのかなぁ。ま、私がやるよりうまいに決まってるしね。
じゃ、お任せ〜。お風呂お先にはいってきま〜す。」
華の入浴中に 正雄は勲からの贅沢な贈り物と格闘する。
ハマチはまだ息があり、まな板に乗せるとピチピチはねた。
返り血を浴びながら調理する正雄。
しばらくすると まるでてっさのようなハマチの薄作りとアラ煮が出来上がった。
しょうゆと砂糖の甘辛い香りが部屋に立ち込める。
「うわお〜すっご〜い!こんなのできちゃうんだ〜?もし、仕事がクビになっても
板前としてやっていけるんじゃない?
あ、そうだ。せっかくいいおつまみがあるんだから今日はとっておきの酒にしよう。」
今度は正雄が入浴。その間に華は塩焼きとサラダを用意した。
二人で今日の残念な釣果を語りながら、飲んで食べて、
忘年会と歓送迎会を一気に終えてしまったように酔った。
華は食器の片付け。
正雄はソファに腰掛け、ローテーブルにPCを置いた。
キッチンから
「今夜は泊まっていくの?」
「あぁ・・・・・明日の会議の資料がウチにあるから帰るよ。」
リンゴを剥く華。
器に入れてソファに座る正雄に持っていく。
器をローテーブルに置いた華の手を引き寄せる正雄。
自分とPCの間に華を座らせる。
画面には ビルの写真と韓国語を翻訳した文章。
「何?」
「今度、この韓国の会社とインテリア部門の共同経営が始まる。」
「へぇ〜」
「多分、俺かおまえか加藤か木島の誰かが行くことになると思う。」
「え?聞いてないわ。」
「そのうち選考されるだろう。・・・・韓国、興味ないか?」
「興味があるとかないとかより、今の仕事もいっぱいいっぱいだわ。いつからなの?」
「早ければ 年明け早々。」
「じゃ無理。だって今、契約しようとしてるところ3年計画なんだもの。」
「どっちみちどの部署にいたって異動はある。あとは残った者でどうにかするもんだ。」
「だって・・・韓国語わからないし・・・私には無理だわ。」
「もし、俺が行くことになったら一緒に行かないか?」
「部下として?それとも・・・」
正雄は自分の開いた脚の中に座る華を背後から抱きしめた。
二人は同じPCの方を向きながら頬と頬とすり合わせた。
「部下としてでもいいし、 妻としてでもいい。」
「ちょっといきなりすぎるなぁ。」
「向こうへ行ったら部屋もひとつ借りるだけでいい。」
「じゃあ、食事はお願いね!私はろくなもの作れないし、容量悪くて時間かかるのよ。」
華がそう言い終わるやいなや正雄は華の顎を引き寄せ、唇を奪う。
華も正雄の遠まわしなプロポーズに応えるように熱く唇を重ねていく。
「やっぱり今日は泊まっていくよ。」
唇を合わせたままこぼれる息で正雄が言う。
華はプイッと正雄から離れ、
「会議の資料はいいの?」と覗き込むように言う。
「明日5時半くらいに起きて取りに行けば間に合うだろう。」
「五時、、、五時半・・・?」
「俺は起きれるから大丈夫さ、おまえは仕事に遅刻しないように起きればいいよ。」
「五時半だなんて・・・まだ夜も明けてないわ(´_`) ぁ リンゴ食べてよ。」
「はぁ〜〜〜〜!」
疲れたように ソファに座り込む。
「で、この魚どうすればいいの?」
「あぁ俺がやるよ。先に風呂でも入ってろ!」
「え〜?いいのかなぁ。ま、私がやるよりうまいに決まってるしね。
じゃ、お任せ〜。お風呂お先にはいってきま〜す。」
華の入浴中に 正雄は勲からの贅沢な贈り物と格闘する。
ハマチはまだ息があり、まな板に乗せるとピチピチはねた。
返り血を浴びながら調理する正雄。
しばらくすると まるでてっさのようなハマチの薄作りとアラ煮が出来上がった。
しょうゆと砂糖の甘辛い香りが部屋に立ち込める。
「うわお〜すっご〜い!こんなのできちゃうんだ〜?もし、仕事がクビになっても
板前としてやっていけるんじゃない?
あ、そうだ。せっかくいいおつまみがあるんだから今日はとっておきの酒にしよう。」
今度は正雄が入浴。その間に華は塩焼きとサラダを用意した。
二人で今日の残念な釣果を語りながら、飲んで食べて、
忘年会と歓送迎会を一気に終えてしまったように酔った。
華は食器の片付け。
正雄はソファに腰掛け、ローテーブルにPCを置いた。
キッチンから
「今夜は泊まっていくの?」
「あぁ・・・・・明日の会議の資料がウチにあるから帰るよ。」
リンゴを剥く華。
器に入れてソファに座る正雄に持っていく。
器をローテーブルに置いた華の手を引き寄せる正雄。
自分とPCの間に華を座らせる。
画面には ビルの写真と韓国語を翻訳した文章。
「何?」
「今度、この韓国の会社とインテリア部門の共同経営が始まる。」
「へぇ〜」
「多分、俺かおまえか加藤か木島の誰かが行くことになると思う。」
「え?聞いてないわ。」
「そのうち選考されるだろう。・・・・韓国、興味ないか?」
「興味があるとかないとかより、今の仕事もいっぱいいっぱいだわ。いつからなの?」
「早ければ 年明け早々。」
「じゃ無理。だって今、契約しようとしてるところ3年計画なんだもの。」
「どっちみちどの部署にいたって異動はある。あとは残った者でどうにかするもんだ。」
「だって・・・韓国語わからないし・・・私には無理だわ。」
「もし、俺が行くことになったら一緒に行かないか?」
「部下として?それとも・・・」
正雄は自分の開いた脚の中に座る華を背後から抱きしめた。
二人は同じPCの方を向きながら頬と頬とすり合わせた。
「部下としてでもいいし、 妻としてでもいい。」
「ちょっといきなりすぎるなぁ。」
「向こうへ行ったら部屋もひとつ借りるだけでいい。」
「じゃあ、食事はお願いね!私はろくなもの作れないし、容量悪くて時間かかるのよ。」
華がそう言い終わるやいなや正雄は華の顎を引き寄せ、唇を奪う。
華も正雄の遠まわしなプロポーズに応えるように熱く唇を重ねていく。
「やっぱり今日は泊まっていくよ。」
唇を合わせたままこぼれる息で正雄が言う。
華はプイッと正雄から離れ、
「会議の資料はいいの?」と覗き込むように言う。
「明日5時半くらいに起きて取りに行けば間に合うだろう。」
「五時、、、五時半・・・?」
「俺は起きれるから大丈夫さ、おまえは仕事に遅刻しないように起きればいいよ。」
「五時半だなんて・・・まだ夜も明けてないわ(´_`) ぁ リンゴ食べてよ。」
違法になりますか?
やらなきゃいけない事がいっぱいあるのにそれらは 置いといて
妄想ばかりしている毎日です
自分の好きな俳優さんを持ってきて しかも愛されるヒロインは自分(爆)
こんな勝手な事をしてもいいのでしょうか?
アカデミー賞クラスの俳優さんが続々登場しますが、本人とは全く関係ないのでご了承ください。
フィックション
妄想ばかりしている毎日です

自分の好きな俳優さんを持ってきて しかも愛されるヒロインは自分(爆)
こんな勝手な事をしてもいいのでしょうか?
アカデミー賞クラスの俳優さんが続々登場しますが、本人とは全く関係ないのでご了承ください。

フィックション
決断のとき
20代、30代を仕事に没頭した二人。
それぞれある程度の地位に就き、今、お互いをより深く理解できる間柄になった。
めまぐるしく進化していく社会に生き抜く男女のクールな恋愛模様。
登場人物
(とりあえず2人だけ紹介。他のちょい役は名前の所にカーソルをおいていただければ簡単な紹介が見えます。)
杉浦正雄(佐藤浩市)
45歳。商社マン。会社では財産管理部長でかなりの有力者。8歳年下の華と親密に付き合い始めて5年。そろそろ結婚を考えている。
佐伯 華(私)←写真なし。想像に任せる(爆)
37歳。入社後、広告宣伝部に配属され、当時課長であった杉浦正雄に仕事のノウハウ、社会的マナーを徹底的に叩き込まれ、現在物流担当主任。
とある漁港近くの堤防で釣竿を垂らす男女。
漁船を追うカモメ。
午後三時、漁を終えて港に入ってくる漁船で漁港はますます活気立つ。
杉浦正雄「今日はボウズだな。」
佐伯 華「せっかく気合入れてきたのに・・・」
「こんな日もあるさ。(腕時計を見て)あと15分くらいで切り上げよう、良のところにも寄りたいし。」
「はぁーい。ょっこらしょ」
(テトラポットから堤防に上ろうとして足を引っ掛けバランスを崩す。)
「いったーいっ!・・・・イテテテテ」
(膝を思いっきり地面にぶつける。膝をさすった後、ズボンの裾を膝まで捲り上げるとじんわり血が出ている。)
「もう、やだぁ・・・・。いったーぃ。わぁ血まで出てきちゃったよ。」
(正雄、華の姿を横目で見てニヤリ。)
「足が上がってなかったんじゃないのか?『ょっこらしょ』なんて言って・・・あ、車のダッシュボードの中に消毒や絆創膏があるよ。ココは片付けておくから先に行ってろ。」
「はぁ・・・痛い」
(正雄、華の泣きそうな顔とびっこをひく姿に呆れ笑い)
『大良船具店』
ピコピコピコ・・・店の入り口のチャイム♪
大浦良介「おぉ、正。さっき、勲の船から無線で堤防にお前らしき男が女といるって(話が)入って・・・寄るだろうと思っとったよ。」
「勲の船が通ったんだ?知らんかったよ。」
「ぁ ども こんちは。」
「こんにちは〜。」
「どうだった?」
「全然・・・。そうだ、この前買ったコレ(釣竿)この部分がうまく締まらなくてさ。直るかな。」
「どっかにぶつけたんじゃねぇのか?高かったんだから大切に使えよ。」
「すみません、私が引っ掛けちゃってグイって引っ張ってから・・」
「あぁ〜そうか。(愛想笑い)・・・ココ、ひびが入っちゃってるなぁ。ちょっと預かっとくよ。」
「うん、今度いつ来れるかわからんけど又、寄るわ。」
再び チャイム♪
勲「お〜い。ぁ いたいた。」
勲も良介と同じ正雄とは40年以上の付き合いだ。現在は漁師で最近最新鋭の大型船を購入したところだ。
若手の中では腕のいい一本釣り名人。
(持ってきた袋の中でなにやらゴソゴソ動く。)
「どうせ 釣れんかったんだろ?ほれ、コレ持ってけ」
「すご〜い、こんな大きな・・・キャ!」
(活きのいい魚に驚く華)
「いいのか?」
「今日の中で一番高く売れそうなのを持ってきたんだぞ!」
「勲は1本釣りだからな。傷がついてない魚は東京の方の料亭じゃ目が飛び出るくらいの値段で出てくるんだぞ。」
「えぇ〜そんな魚いただいちゃ・・・」
「ありがとう!」
「その代わり、またあっち行ったときは頼むぞ。」
「あぁ。いつでも言ってくれ。」
(華は店内の釣り道具を見てまわる。時々手にとってはかわいいデザインや高価な値札を目を凝らして見る。
正雄は久しぶりに会った同級生達としばらく談笑。
「ワハハハ!」大声で笑ったり、しみじみしたり・・・)
「じゃあ、活きのいいうちに早く帰れ!」
「ホントは1杯やりたいところだけど、飲酒運転になるしな〜。」
「今度は泊まりで来いよ。」
「そうだな。」
「哲の店なら2階の座敷で朝まで飲んでも平気だし。」
「また連絡するよ。」
「おう、気をつけてな。」
(車に乗り込む二人)
「竿、よろしく」
「失礼します。」
(良介と勲は正雄と華の幸せそうな姿を見送る。)
「俺も母ちゃんとあんなラブラブな時があったんだよな〜」
(車中)
「ねぇ『あっち行った時』って?」
「あぁ、勲は矢沢永吉のファンでね。中学の頃からだから・・・随分長い事、永ちゃんが好きで
東京でのコンサートがあると俺の部屋に泊まるんだ。」
「へぇ〜」
「コンサートに行くのにすごく入れ込んでてね。朝から晩まで永ちゃんモード。
今の姿からは想像できないくらいだ。
あれでも結婚が早かったから娘は今、23歳でもう嫁いでる。もうじき孫の顔が見えるそうだ。」
「へぇ〜もうおじいちゃんになるの?(笑) でも みんな、ホントにいい人ね。
杉浦部長じゃなく『正』って呼ばれ、あなたの顔も普段とは違う人みたいだったわ。」
「華は年末年始はどうする?実家に帰るか?」
「そうね、29日から行こうと思う。」
「もし、都合がつくならウチにも来ないか?」
「え?」
「おふくろや弟に紹介したい。」(正雄の顔を見入る 華)
「できれば(華の)浜松のご両親にもあいさつしたい。」
それぞれある程度の地位に就き、今、お互いをより深く理解できる間柄になった。
めまぐるしく進化していく社会に生き抜く男女のクールな恋愛模様。
登場人物
(とりあえず2人だけ紹介。他のちょい役は名前の所にカーソルをおいていただければ簡単な紹介が見えます。)
杉浦正雄(佐藤浩市)
45歳。商社マン。会社では財産管理部長でかなりの有力者。8歳年下の華と親密に付き合い始めて5年。そろそろ結婚を考えている。
佐伯 華(私)←写真なし。想像に任せる(爆)
37歳。入社後、広告宣伝部に配属され、当時課長であった杉浦正雄に仕事のノウハウ、社会的マナーを徹底的に叩き込まれ、現在物流担当主任。
とある漁港近くの堤防で釣竿を垂らす男女。
漁船を追うカモメ。
午後三時、漁を終えて港に入ってくる漁船で漁港はますます活気立つ。
杉浦正雄「今日はボウズだな。」
佐伯 華「せっかく気合入れてきたのに・・・」
「こんな日もあるさ。(腕時計を見て)あと15分くらいで切り上げよう、良のところにも寄りたいし。」
「はぁーい。ょっこらしょ」
(テトラポットから堤防に上ろうとして足を引っ掛けバランスを崩す。)
「いったーいっ!・・・・イテテテテ」
(膝を思いっきり地面にぶつける。膝をさすった後、ズボンの裾を膝まで捲り上げるとじんわり血が出ている。)
「もう、やだぁ・・・・。いったーぃ。わぁ血まで出てきちゃったよ。」
(正雄、華の姿を横目で見てニヤリ。)
「足が上がってなかったんじゃないのか?『ょっこらしょ』なんて言って・・・あ、車のダッシュボードの中に消毒や絆創膏があるよ。ココは片付けておくから先に行ってろ。」
「はぁ・・・痛い」
(正雄、華の泣きそうな顔とびっこをひく姿に呆れ笑い)
『大良船具店』
ピコピコピコ・・・店の入り口のチャイム♪
大浦良介「おぉ、正。さっき、勲の船から無線で堤防にお前らしき男が女といるって(話が)入って・・・寄るだろうと思っとったよ。」
「勲の船が通ったんだ?知らんかったよ。」
「ぁ ども こんちは。」
「こんにちは〜。」
「どうだった?」
「全然・・・。そうだ、この前買ったコレ(釣竿)この部分がうまく締まらなくてさ。直るかな。」
「どっかにぶつけたんじゃねぇのか?高かったんだから大切に使えよ。」
「すみません、私が引っ掛けちゃってグイって引っ張ってから・・」
「あぁ〜そうか。(愛想笑い)・・・ココ、ひびが入っちゃってるなぁ。ちょっと預かっとくよ。」
「うん、今度いつ来れるかわからんけど又、寄るわ。」
再び チャイム♪
勲「お〜い。ぁ いたいた。」
勲も良介と同じ正雄とは40年以上の付き合いだ。現在は漁師で最近最新鋭の大型船を購入したところだ。
若手の中では腕のいい一本釣り名人。
(持ってきた袋の中でなにやらゴソゴソ動く。)
「どうせ 釣れんかったんだろ?ほれ、コレ持ってけ」
「すご〜い、こんな大きな・・・キャ!」
(活きのいい魚に驚く華)
「いいのか?」
「今日の中で一番高く売れそうなのを持ってきたんだぞ!」
「勲は1本釣りだからな。傷がついてない魚は東京の方の料亭じゃ目が飛び出るくらいの値段で出てくるんだぞ。」
「えぇ〜そんな魚いただいちゃ・・・」
「ありがとう!」
「その代わり、またあっち行ったときは頼むぞ。」
「あぁ。いつでも言ってくれ。」
(華は店内の釣り道具を見てまわる。時々手にとってはかわいいデザインや高価な値札を目を凝らして見る。
正雄は久しぶりに会った同級生達としばらく談笑。
「ワハハハ!」大声で笑ったり、しみじみしたり・・・)
「じゃあ、活きのいいうちに早く帰れ!」
「ホントは1杯やりたいところだけど、飲酒運転になるしな〜。」
「今度は泊まりで来いよ。」
「そうだな。」
「哲の店なら2階の座敷で朝まで飲んでも平気だし。」
「また連絡するよ。」
「おう、気をつけてな。」
(車に乗り込む二人)
「竿、よろしく」
「失礼します。」
(良介と勲は正雄と華の幸せそうな姿を見送る。)
「俺も母ちゃんとあんなラブラブな時があったんだよな〜」
(車中)
「ねぇ『あっち行った時』って?」
「あぁ、勲は矢沢永吉のファンでね。中学の頃からだから・・・随分長い事、永ちゃんが好きで
東京でのコンサートがあると俺の部屋に泊まるんだ。」
「へぇ〜」
「コンサートに行くのにすごく入れ込んでてね。朝から晩まで永ちゃんモード。
今の姿からは想像できないくらいだ。
あれでも結婚が早かったから娘は今、23歳でもう嫁いでる。もうじき孫の顔が見えるそうだ。」
「へぇ〜もうおじいちゃんになるの?(笑) でも みんな、ホントにいい人ね。
杉浦部長じゃなく『正』って呼ばれ、あなたの顔も普段とは違う人みたいだったわ。」
「華は年末年始はどうする?実家に帰るか?」
「そうね、29日から行こうと思う。」
「もし、都合がつくならウチにも来ないか?」
「え?」
「おふくろや弟に紹介したい。」(正雄の顔を見入る 華)
「できれば(華の)浜松のご両親にもあいさつしたい。」
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